近年注目をあつめている「民泊ビジネス」ですが、実際に自身が経営するとなると、メリット・デメリットを正確に把握しておきたいところ。
実際のところ、民泊ビジネスはメリット・デメリットどちらが勝っているのか疑問に思う方も少なくはないのではないでしょうか?
簡単にそれぞれをまとめた表から、各項目をわかりやすく詳細に説明をしていきます!
まだ読まれていない方は、ぜひ以下の記事もご覧ください
・民泊の基本知識を振り返る
民泊の始め方!自宅や賃貸で始める手続きを初心者向け解説 | コンシェルデスクブログ (concierdesk.com)
・正確に押さえておきたい民泊にまつわる各業法
民泊新法と旅館業法の違いは?徹底解説! | コンシェルデスクブログ (concierdesk.com)
・民泊経営に失敗する人の特徴はこれに尽きる!
民泊経営の失敗者の共通点は1つ!失敗しないためのポイントとは | コンシェルデスクブログ (concierdesk.com)
民泊のシステムを解説
まずは、そもそも民泊とは?というこどとで基本的なシステムも含めて紹介していきます!
すでにご存じの方は、読み飛ばしてしまって構いません。
普段広く使われている「民泊」といういう言葉ですが、「一般の民家や空き部屋を宿泊施設に利用する」こととして認識されていることが多いように思えます。
その中でも、事業形態は2つ存在しており、「家主居住型」と「家主不在型」があります。
ホームステイのようなものと、完全に空き家を短期間貸ししてもらうものをイメージしもらえればと思います。
ちなみにですが、正式な意味合いでは「民泊」ではないですが、「民泊」として認識されている営業形態として「簡易宿泊所」があります。
基本的は、「民泊」の「家主不在型」に近いものになっています。
しかし、適用される法律が「旅館業法」になるため、施設の要件や消防法なども異なるので、注意が必要です。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
民泊新法と旅館業法の違いは?徹底解説! | コンシェルデスクブログ (concierdesk.com)
現在の日本の民泊の状況
民泊が注目されているというのは冒頭に紹介させていただきました!
では、なぜこのように着目されているのか。
これには、2つの要因があると考えられます。
1.訪日外国人の増加
もちろん、コロナ前ということになりますが、訪日外国人は年々増加しており、その消費額も増額していました。
みなさんご存じの通り、コロナ禍によってその数は激減しましたが、段々とその数も増えてきたように思えます。
また、コロナは悪い事だけでなく、海外に行けなかったことにより国内観光への需要の増加が起こりました。
とは言っては、コロナ前ほどではありませんが、ゆくゆくは、訪日及び、国内需要の両輪で宿泊事業はさらなる盛り上がりを見せるのではないでしょうか
2.民泊新法の施工
宿泊業は厳しい規則や要件などがあり、参入が難しい業界でした。
しかし、2018年に民泊新法(住宅宿泊事業法)が施行されたことにより、規則や要件のハードルがぐっと下がりました。
賃貸として、運用されていた空き家などの物件たちが民泊業界に参入するには十分な追い風となっています。
民泊を行うメリット
さ、それではいよいよ本題に入っていきましょう!
民泊を行うメリットを3つご紹介していきたいと思います。
1.空き家・空き部屋を活用して、副収入を得ることができる
当たり前ではありますが、使用していない家や部屋を所有しているだけでは、管理費だけがかさみ、出費に苦しむことになります。
放置していれば、家賃や管理費のみがかかる一方、民泊を運営することによって新たな収入を得ることができます。
もちろん、民泊を運営するにあたっては様々な経費がかかります。
ただ、上手に運用することができれば賃貸で貸し出すよりも、数倍の投資効果も見込めることができます。
そのため、賃貸としても貸し出せていない空き家などがあれば、「民泊」として運用することも考えてみるといいでしょう!
2.設備投資の費用を抑えることができる
通常、旅館などの宿泊施設を開業するためには、消防設備の整備やフロントの設置など莫大な費用が必要となってきます。
これに対し「民泊」は、部屋のクリーニングや最低限の家具をそろえるなどの少ない設備投資で開業をすることができます。
これも、先ほど紹介したように民泊まつわる法律が新しく施工されたことが関係しています。
ビジネスを始めるにおいて、初期費用をできるだけ抑えたいと思うのは自然ではないでしょうか。
そういった面でもお勧めすることができるのが「民泊」業になります。
3.利用者との交流を楽しめる
自身が思い描き、デザインする「民泊」のカタチにもよりますが、他県や他国など様々なバックグラウンドをもつ利用者との交流を想像し、楽しむことができるのも、ハウスオーナーの大きなメリットとして挙げられます。
民泊を行うデメリット
ここまで、民泊のメリットをそれぞれ紹介させていただきました!
では、いいことずくめの「民泊」なのかと言われるとそういうわけでもありません。
ここでは、3つのデメリットを挙げさせていただきます。
1.物件や設備が汚されたり、壊されたりする可能性がある
利用者には外国人観光客をはじめ、幅広い年代や生活環境の方がいらっしゃいます。文化や考え方の違いにより、設備が汚されたり、壊されたりすることも稀ではありません。
そうした場合は、各種保険の適用などもありますが、修繕費が必要となってくる場合もあります。
上記のトラブルをはじめ、民泊ではいくつものトラブルが起こる可能性があります。
それらの特徴や対策をまとめた記事もありますので、ご覧ください
民泊の問題点とトラブル解決策を事例ごとに解説 | コンシェルデスクブログ (concierdesk.com)
2.周辺住民から苦情が出る可能性がある
特にマンションの一室を「民泊」として利用する場合は、不特定多数の方が出入りするのに加え、夜間の騒音やゴミ出しなど、周辺住民とのトラブルの元がいくつも隠れています。
このようなトラブルが大きくなると、「民泊」の運営そのものができなくなる可能性もあります。
また、運営だけでなく物件からの立ち退き勧告なども可能性としてあります。
3.年間営業日数180日の上限がある
民泊新法では、年間180日までしか運営をしてはいけないというルールがあります。
つまり、一年の半分の営業日数で売り上げをたてていく必要があります。
持ち家ですとそこまで気にすることではないですが、賃貸物件で民泊運営を行う場合に関しては、経費との兼ね合いが非常に難しくなっていくので、注意が必要です。
そのため、限られた営業日数の中でいかにして稼働率を高めるかがカギとなってきます。
民泊経営にリスクはある?
リスクということで、民泊経営が失敗という状況に陥ることがあるのか否か、ということについてお話をしていきたいと思います。
結論からお話しすると、「失敗するリスク」はあります。
さらに細かくいうと、物件を賃貸して「民泊」をおこなうほうが「失敗するリスクは」は大きくなります。
失敗するリスクの多くは、運営費用が足りなくなるケースになります。
そのため、当たり前ではありますが、必要経費が少ない方がそのリスクが少ないと言えます。
そのため、持ち家でのリスクは賃貸に比べると比較的が少ないということになります。
今後の民泊の展望
今後の民泊の展望ということで、お話をしていきたいと思いますが、前提としてコロナ禍が終焉した先であることとします。
冒頭にも少し触れましたが、民泊の需要は増していくと考えています!
その理由としては、国内需要の増大及び、訪日需要の増大が十分に見込めるためです。
しかし、ライバルとなり得る施設が乱立している現状も決して無視することはできません。
前項目でもふれたように、リスクもそれなりにある業態になります。
そのため宿泊稼働率が思うようにキープできないと、民泊運営が立ち行かなくなってしまうケースも少なくはありません。
リスクを下げるためには、失敗を知ることが大切です。
ぜひ、以下の記事をご覧ください。
民泊経営の失敗者の共通点は1つ!失敗しないためのポイントとは | コンシェルデスクブログ (concierdesk.com)
まとめ
民泊を運営する上でのメリット・デメリットについてお話をさせていただきました!
民泊と言えど、一つのビジネスであることには変わりありません。
そのため、リスクがゼロ言うことは決してありません。
大切なのは、メリット・デメリットを理解し、メリットを最大化し、デメリットを最小化することです。
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